肌に課金①

 肌は裏切らない。顔の作りがどうであれ、白くきめ細やかな美しい肌は、確実に良い印象を与えると私は思う。また、外見だけに限らず、生活がきちんとしているなどの内面の美しさまで連想してしまう。肌が綺麗だと、自炊をきちんとしてそうだし、自己管理が行き届いていそうですよね。

 と、、色々な言い訳をしつつ、肌への課金をしまくっている29歳。現在のスキンケアをまとめてみます。スペックは乾燥肌、メイク薄め、皮膚が薄いといったところ。肌診断結果はこんな感じ。


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1 クレンジング

 クレンジングは落ちよりも保湿を重視しているので、コスメデコルテの高保湿タイプ。

 

コスメデコルテ AQ ミリオリティ リペア クレンジング クリーム 150g

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  これまでオイルを使用していたが、上記のクレンジングに変えたことで一番肌が変わった。乾燥が…乾燥が…軽減された…!肌負担を感じず、むしろケアしている感覚。

湯船でボーッとして毛穴を開かせてから、規定量より多めにとり顔を撫でるようにマッサージして使用している。

 アイシャドウしっかりめのときは先にラロッシュポゼをリムーバー的に使う。刺激が少なくて使いやすい。

 

【ラ ロッシュ ポゼ】クレンジング ウォーター 400ml [並行輸入品]

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 2 洗顔

  洗顔は普段はビオレの一番しっとりタイプ。特にストレス感じないからこのまま。で、週2くらいで酵素洗顔。鼻周りの毛穴が気になるので…。独特の洗い上がりで、ターンオーバー促進してる感じがしっかりあるのに乾燥しない。

 3 ブースター

 

  お風呂から出てすぐにリポソーム美容液。いつも急いでつけてる。コスメデコルテはとにかく浸透力がすごい、細胞に行き渡る感じというか…快感です。

 すぐに効果を実感したわけではないけれど、毎日使うことで肌の基礎体力が上がったと思う。

 

4 化粧水

 

  リポソーム化粧水も最高だったが、予算に限りがあるのでアクセーヌに変えてみた。360mlで5000円程度、安めだから容赦なく使える。保湿力も劣らないし、リピートします。

 私はコットンパックを毎日して、デコルテにも使い、コットンに残ったのは腕とかにも使ってる。

 

5 美容液

 

コスメデコルテ ホワイトロジストブライトエクスプレス[医薬部外品]《40ml》
 

  今更始めた美白ケア。サンプル使用でくすみ抜けを実感し購入。もちろんできたシミは減らないけど、くすみが減るとかなり印象が変わる。保湿力も高く、使用していて心地良いから癒される。

 

6 クリーム

 

キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム 40g

キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム 40g

 

  重くなくてオールシーズン使えるクリーム。乾燥肌は年中保湿だから助かります。とにかく使用感が心地良い。ストレスフリーなケアを重視しているので使用感は大事です。プチプラだから体にも使ってる。保湿力も高く、朝の肌状態がとても良い。

 

以上が日々の最低限のケアで、状態に応じて色々変えたりしてます。こうして見ると随分課金しているね…まあ、肌は確実に変わりました。

「ホリー・ガーデン 」と不幸と幸福

"晴天とは、どちらかといえば不幸に似ている。それも、恒常化してしまった穏やかな不幸に。"

これは、一番好きな小説である、江國香織著「ホリー・ガーデン」の一節である。


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 昔、幸福とはめくるめく極彩色のあかるい何かだと考えていた。しかし、主人公の果歩と同じ年になった今は思う。幸福と不幸はよく似ているし、幸福は至ってつまらないものなのだと。

 

 「ホリー・ガーデン」には対照的な二人の女性の関係を軸に描かれている。5年前の失恋に囚われたままの柔らかな眼鏡屋店員・果歩と、不倫に充足している硬質な美術教師・静枝。

 

 何より時間の描写が美しい。雰囲気のある邦画を観ているかのようだ。果歩の作るグリーンピースごはん、紅茶茶碗がわりのカフェオレボウル、中庭のブランコ、美術室、ケーキが焼ける匂い。

 美しい背景のなかで、ゆっくりと二人の穏やかな不幸は進んでいく。それは幸福と呼んでも良いのかもしれない。二人は互いに相手を思い、誰よりも相手の幸福を願っている。その存在がいること自体が、幸福と呼べるのではないかと思うからだ。

 

 二人が囚われたのは、恋愛ではなく時間だった。果歩は津久井との甘やかな記憶のなかに、静枝は美大の仲間たちとの記憶のなかに。

 果歩を記憶から連れ出すのは、果歩を慕う健気な年下男子・中野くんだが、静枝は実はすでに不倫相手・芹沢によって既に連れ出されているのではないだろうか。

 静枝の不倫関係の継続は不幸と捉えられがちだが、必ずしもそうとは言えない。芹沢なくしては、静枝は元カレであり親友でもある祥之介に依存したままだったのではないか。

 記憶に囚われたままでいることは、必ずしも不幸ではないのだ。また、記憶から脱したとしても必ずしも幸福に向かうわけではない。

 それでも、終盤の果歩と中野くんとの関係には安堵させられる。読み進めるうちに、あたかも静枝のように、果歩をずっと傍で見てきたかのような気持ちになっていたからだろう。もちろん、中野くんがずっと忠犬さと公でいる保証なんてない。けれども、果歩にはもう食器の破片が散らばる浴室にうずくまっていてほしくないのだ、私は。

 

"おおこれは砂糖のかたまりがぬるま湯の中でとけるやうに涙ぐましい"

 これは作中で果歩がたびたび引用する、尾形亀之助の詩だ。まさにこの作品に漂う空気そのものだと思う。

 綺麗に整えた爪を見て、大人なんだから泣かないと自分に言い聞かせる果歩。芹沢に似つかわしい女であろうと、朝ごはんを食べる静枝。マンションの下で果歩を待つ中野くんも、正しく風邪をひく象足も、この作品に出てくる全ての人は等しく涙ぐましい。

 

 「ホリー・ガーデン」の刊行は1994年、何と20年前だ。眼鏡屋を訪れれば果歩の気配を感じるほどに、区民プールに静枝の気配を感じるほどに決して色褪せていない。

 静枝と果歩が暮らしていたアパートの中庭のブランコにも、いつだって帰れる気がする。


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 気付けば私も、初めてこの作品を読んだ14歳の時から15年間、「ホリー・ガーデン」に流れる時間に囚われていたのだろう。

 

うつ病と北条かやさんの話。

 私は4年前、うつ病だった。

 摂食障害によりガリガリに痩せ、不眠による睡眠薬多用で奇行を繰り返し、毎日毎日死にたいと考えていた。外に出る事が怖くてまともに働けず、似合わない安いギャルファッションに濃いメイクをしていた。

 当時のことなど忘れた顔をして日々をやり過ごしていた私が、ある日自分の黒歴史を否が応でも思い出すはめになった。

 

ライターの北条かやさんの、こじらせ女子騒動である。

 

 もともと華奢清楚な女性が大好きな私は、北条かやさんのルックスが好みど真ん中だ。文章を読んだときは目新しさがなく、主張が漠然としていると感じたが、そういう無味無臭美人ライターとしての需要はあるよな〜と納得したものだった。

 ところがあの騒動。「死んでお詫びをする」と周囲に自分の命をチラつかせて甘える彼女の姿はあまりに過去の私にそっくりだった。まるで自分のポルノ写真をネットで見つけたかのような恥ずかしさに襲われた。

 

 私はうつ病の頃、「私がこんなに辛いのだから、恵まれてる皆はかわいそうな私に優しくしてくれて当然」というあまりにロックな思想を持っていた。

 摂食障害を隠そうともせずに、整形したいと周りに言って周り、死にたいと夜中に電話したりしていた。当然のことだが、誰もかもが私を嫌った。どうして嫌われるのかわからず、ますます落ち込んだ。最悪なスパイラルである。

 自己弁護するわけではないが、不眠や摂食障害などの症状が激しすぎて全く自分をコントロールできていなかったのだ。自分が得体の知れない化物となりつつある恐怖は半端ないものだった。

 

 港区の本屋で彼女の新刊を立ち読みした帰り道、偶然、彼女を見かけた。

 彼女のことはよく知らないが、適切な治療が必要かもしれないと思った。現状、彼女が自分をさらけ出し続けるのは未来の自分にリベンジポルノをするようなものだ。嫌われたくないのならば、自分をコントロールできない状態で表に出るのは危険だ。

 

 いつまでも彼女をヲチしてしまう私の人間性も大概だと思うし、偉そうに言える立場ではないのだが。